後藤慎治
入会前に考えていた事(希望や不安 心配事)
私は平成4年に工業高校を卒業し、プラント系の電気工事会社の勤務を経て、某メーカー子会社で設備保全に従事してきました。
当初は自分のスキルを最大限発揮できる実務的な仕事ばかりでしたが、組織のマネージメントを行う役割になってからは、トップダウンを忠実に実行する形でしか業務ができなくなり、自分が思い描いた組織像からは遠ざかっていくばかりでした。
そんな時、私の中に熱い思いが湧いてきました。
「よし、独立して社長になろう!」
実は平成15年に当協会の準会員になった事があります。
当時30歳だった自分は既に独立を目指していたのです。
遠回りしたようにも思えましたが、子育てがひと段落したことで迷いは無く、気が付けば協会に電話を掛けていました。
「入会するにはどうしたらいいでしょうか?」と。
後日、協会の理事の方々が入会方法について丁寧に説明してくださいました。
私が46歳ということもあり、家庭は大丈夫なのか?会社は円満に退職できそうなのか?
など本当に心配してくださいました。
そして一番気になっていた経営が成り立つまでの道のりについてもお話しいただける範囲で聞くことができました。
何よりも魅力に感じたのは大分県電気管理技術者協同組合という組織を併設しており、委託件数の少ない人に優先的に仕事を回す仕組みがあることです。
お陰で家内の説得にはさほど時間が掛かりませんでした。
入会後に感じた事や協会大分の印象
入会後すぐに協会から案件を頂き、スムーズに個人事業主としてデビューすることができました。
私の場合は3月末で退職したため協同組合の入札物件の紹介には間に合いませんでしたが、入札物件と同期できればスタートダッシュに拍車をかけることができたと思います。
また、入会後は2名の指導員がついてくれますので、実務経験が乏しい私でも直ぐに業務を習得することができましたし、指導員の方とは終始フレンドリーに接することができました。
フレンドリーといえば、月1回開催される例会も大きな味方です。
協会の面々はとにかく新人にも優しいので「今度応援をよろしく!」という感じでいろんな現場に誘ってくれます。
あっという間に人脈が広がりました。
とは言え、自分が経営者だという認識と協会員との協調性を持つこと、何より顧客に誠実に対応することが成功への近道だと感じました。